地域のお悩み、専門知識で解決 「プロボノ」仙台市がモデル事業

プロボノと住民が意見を交わした初回のミーティング=14日、仙台市若林区

 地域課題の解決に専門的な知識やスキルを持つボランティア「プロボノ」を活用する仙台市のモデル事業が、若林区遠見塚地区で始まった。公募に応じた多様な職種のプロボノたちは、地元の南小泉南地区社会福祉協議会を通じ、来年1月まで住民とサロン活動の活性化策などに知恵を出す。

 課題解決に名乗りを上げたプロボノは自治体職員、コピーライター、保険会社員ら5人。地域住民との第1回ミーティングが14日夜、同地区の南小泉町内会館であり、オンライン参加を含む17人が顔を合わせた。

 自己紹介の後、地元6町内会が月1回開く「遠見塚香香(シャンシャン)体操サロン」の活性化を目指すことを確認した。住民が歌や体操、障害者スポーツのボッチャなどで交流を深める場だが、参加者が高齢化し、次世代への継承が課題となっている。

 最近は新型コロナウイルスの影響で、スーパー内の集会室が使えず、サロン会場をやや遠い場所に移したため、参加者が減少し、活動内容の見直しや広報の強化を迫られているという。

 町内会「遠見塚北親会」の太田進会長(82)は「若いプロボノの皆さんの協力を得て、活性化の方向性を見定めながら、新たな参加者を獲得できるPR方法などを考えたい」と話した。

 プロボノは職業上のスキルや専門知識、経験を生かし、ボランティア活動に取り組む人材で、ラテン語の「プロボノパブリコ(公共のために)」が語源。市は本年度、泉区住吉台地区でもモデル事業を実施する。

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