「我慢して」 仙台市長、学校への給湯器設置に冷たい答弁

郡和子氏

 学校に給湯器を設置してほしい―。21日の仙台市議会9月定例会一般質問で、新型コロナウイルス感染を防ぐため、冬場も頻繁に手洗いする児童生徒への支援策を求めた議員に対し、市側が多額の費用がかかると渋い顔で答え、温度差があらわになる一幕があった。

 設置を要望したのは古久保和子氏(共産党市議団)。福田洋之教育長の最初の答弁は「設備工事費用の課題もあり、導入は難しい」とにべもなく、「子どもたちにとって学校は学びの場と同時に、一日の多くの時間を過ごす生活の場だ」と再質問で食い下がった。

 だが、福田教育長は首を縦に振らず「学校現場として、そういったもの(給湯器)が必要か、となると難しい」とやや踏み込んで再答弁。他の議員からも「えーっ」と驚きの声が上がり、議場は一時ざわついた。

 古久保氏は再々質問に立ち、郡和子市長に「(やりとりを)聞いていて、いかがお感じか。温かい答弁を求めたい」と政治決断を迫った。水を向けられた郡市長は「冬場の水は冷たいですよね」と児童生徒を思いやる姿勢を見せつつ、結局は「かわいそうだけれど、我慢してもらうしかない」と冷たい答弁に終始した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る