河北抄(9/28):雨上がりの空に虹を見つけると、不意の贈り…

 雨上がりの空に虹を見つけると、不意の贈り物が届いた気がして、一瞬、心に希望が湧くのを感じる。おなじみのレインボーカラーに、近年は社会的なメッセージも託されるようになってきた。

 「多様性と調和」を掲げる東京五輪の開会式で、国歌斉唱した歌手のMISIAさんが身に着けた虹色の衣装もその表れ。LGBTなど多様な性の象徴として、当事者らの活動に用いられている。

 仙台市の市民グループ「にじいろCANVAS(キャンバス)」が夏に市内中心部をパレードした際も、鮮やかな虹をデザインしたTシャツやマスク姿で性的少数者の尊厳をアピールしていた。

 「あなたは一人じゃないよって伝えたいんです」と主催者。差別や偏見を恐れ、孤立したり本当の自分を押し殺したりする人に向けた連帯のサインでもある。

 明日は自民党総裁選。マイノリティーの権利保障を巡る候補者のスタンスは四者四様。そもそもLGBT理解増進法案の提出を見送ったのが当の自民党だった。カラフルに誰もが自分らしく生きる願いは、いつかなえられるのだろう。

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