河北抄(9/30):約1800平方メートルの広場に、10セン…

 約1800平方メートルの広場に、10センチ前後に切った竹筒1000個を並べ、一つ一つにろうそくをともす。日暮れとともに、揺らめく炎が闇夜に浮かび上がった。

 宮城県大和町鶴巣地区で先月下旬、初めて開催された「竹灯(あか)りを楽しむ会」。派手な演出はなくても、地域住民ら約100人が幻想的な光景に見入った。

 企画した新みやぎ農協あさひな青年部鶴巣支部の高橋秀和支部長(41)は「地域の絆を再確認できた」と振り返る。インターネットで富谷市の事例を知り、「コロナ禍でも皆が安心して集える場を」と6月から準備に当たったという。

 「竹あかりは単に、明かりを照らす道具ではない」。富谷市の市民グループ「はにかむ富谷」代表の若生大さん(47)が語る。手つかずの竹林を伐採して材料を調達し、仙台市内のホームセンターで昨年11月から毎月1回、竹あかりを作るワークショップを開いている。

 「同じ志を持つ仲間が集まれば、大きな力になる」と若生さん。身近な素材を有効活用し、地域の活性化へ。竹あかりがつなぐ輪の広がりを期待している。

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