「超短期決戦」駆け足で 衆院選の立候補予定者、街頭へ集会へ

買い物客らに向かって演説する立候補予定者(右)。超短期決戦に向け、各陣営の動きが活発化した=9日午後1時50分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 衆院選(19日公示、31日投開票)の日程が決まって初の週末となった9日、東北の立候補予定者は街頭演説やミニ集会で支持拡大に走りだした。10日後には選挙が始まるという異例の超短期決戦。各陣営は政見放送の撮影など選挙戦の準備も慌ただしく進めた。

コロナ対策に焦点

 与党は宮城1区の自民党現職が仙台市中心部でマイクを握った。新型コロナウイルス対策に関し「感染者が減っている今こそ最悪の事態を想定し、医師の確保などの対策をしっかり取る必要がある」と訴えた。

 党選対委員長を務める山形1区の自民現職は東京で全国の小選挙区の候補者調整に当たった。地元では党所属の県議や山形市議が代理で企業回りなどに励み、後援会関係者は「今後もわれわれが奔走する。本人には国政で存分に働いてほしい」とどっしり構える。

 青森2区の自民新人は八戸市のホテルで決起大会を開き、約500人が参加。党総裁選の余勢を駆り、「岸田文雄首相の下で新しい日本のスタートを切る」と気勢を上げた。

 福島1区の自民現職は福島市内で会合を持ち、開票日までの流れを確認。関係者は「日程の前倒しで選挙の計画は練り直しだ」と漏らした。

 対する野党。「格差を広げる政治を正す」と気を吐いたのは宮城1区に出る立憲民主党現職。コロナ下で自粛していた集会を約1年半ぶりに50人規模で開き、「一人一人の顔をじかに見られて心強い」と喜んだ。

 秋田1区に立つ立民現職は「有権者と顔を合わせる期間がさらに短くなった」と日程前倒しの影響を懸念。少しでも有権者との接点を増やそうと、秋田市内の交差点で約45分間にわたり通行人に手を振った。

 岩手1区の立民は現職と、県連が擁立を決めた新人の公認争いが続く。盛岡市中心部でマイクを持った現職は「生活よりも政局を優先する岸田首相のやり方では新型コロナ感染が再拡大しかねない」と懸念。新人は会員制交流サイト(SNS)で活動報告を行った。

 青森2区の共産党新人は八戸市などで街頭演説し、「コロナ禍でも、国民の命より大企業を優先する政治が続いてしまう」と岸田政権を批判。岩手1区の共産新人も支援者に電話をかけた後に街頭に立ち、政権交代を訴えた。

 宮城1区の日本維新の会新人は東京で政見放送の撮影に臨んだ。自身のフェイスブックに動画を投稿し、「いよいよという思いで身が引き締まる」と述べた。

有権者に手を振る立候補予定者。超短期決戦に向け、各陣営の動きが活発化した=9日午後1時35分ごろ、秋田市御所野

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