仙台でも地響き、王城寺原で砲撃訓練 陸自「日程の都合で土日も」

爆音と衝撃を伴って発射される155ミリりゅう弾砲=2017年5月、陸自王城寺原演習場
陸上自衛隊王城寺原演習場の地図

 「ズドーン」という地鳴りのような砲撃音が15日、仙台市中心部を含む広い範囲で朝から響いた。陸上自衛隊王城寺原演習場(大和町、色麻町、大衡村)で行われている砲撃訓練に、SNSでは「きょうは特にすごい」「連続して聞こえる」などの書き込みが相次ぐ。

 王城寺原演習場は仙台市役所から北に約25キロ。陸自東北方面総監部(仙台市)によると、15日は東北方面特科連隊(岩手県滝沢市、福島県郡山市)の訓練で、午後5時までに155ミリりゅう弾砲45門、約700発の砲撃を予定する。訓練内容自体の変更点はないものの、天候や雲の高さ、風向きによって音の聞こえ方が変化し、遠くまで聞こえることがあるという。

 10月は既に1、11、12、13日ときょうの計5回実施。今後は土曜の16日、日曜の31日を予定する。時間はいずれも午前8時~正午、午後1~5時。東北方面総監部によると、平日と週末で訓練内容は変わらないという。

 大きな騒音を伴う週末の訓練には、近隣だけでなく苦情の声が上がる。東北方面総監部広報室の担当者は「自衛隊の任務遂行能力を維持する上で、射撃訓練は必要不可欠。日程の都合でどうしても土日が含まれる」と説明。「自治体への事前通知などを継続し、地域住民の理解が得られるように引き続き取り組みたい」と話す。

[陸上自衛隊王城寺原演習場]1881(明治14)年に設置された旧陸軍大原砲兵射撃場が前身。面積約4700ヘクタール。東北各地の部隊が155ミリりゅう弾砲や120ミリ、81ミリの各迫撃砲、戦車砲などの砲撃訓練を実施。沖縄の米軍基地負担の軽減を目的とした訓練移転に伴い、1997年からは沖縄駐留米海兵隊の実弾砲撃訓練も行われている。

155ミリりゅう弾の特徴を説明する米兵。沖縄駐留米軍は王城寺原演習場でたびたび実弾砲撃訓練を行っている=2017年5月

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