若林区役所駐車場を民間貸し付けへ 夜間・休日の利便性アップ図る

民間事業者に有償で貸し付ける若林区役所の駐車場

 仙台市は若林区役所の平面駐車場を民間事業者に有償で貸し付け、来年2月に時間貸しの一般有料駐車場として運用を始める。区役所が閉庁となる夜間、休日の有効活用に民間ノウハウを取り入れ、市の歳入増も図る狙い。区役所や周辺施設の利用者は引き続き、無料駐車できるようにする。

 若林区役所の駐車場は庁舎の北側と南東側の2カ所あり、面積は合わせて約3900平方メートル。北側は76台、南東側は79台を止めることができる。事業者への貸付期間は3年間。1回(3年間)のみ更新を認める。

 (1)原則24時間の開場(2)区役所の開庁時間帯の利用料金は周辺駐車場の1・5倍以上-などを条件に11月1日まで事業者を募集中。貸付料や管理運営手法の提案をもらい、市民局に設置する選定委員会で決める。

 貸し付け後の一般有料駐車場は区役所、隣接する区中央市民センター別棟内の子育て支援施設「のびすく若林」、南小泉児童館、区社会福祉協議会の利用者を無料とし、新たに道路を挟んで南側の区中央市民センター利用者も対象にする。

 市民センターの有料駐車場は地下に58台分があるが、併設の区文化センターや若林図書館と共用のため、イベント開催時などは満車状態が続く。貸し付けを機に区役所駐車場を使えるようにし、地下駐車場の混雑解消にもつなげるという。

 市は2016年策定の行財政改革推進プラン(現・市役所経営プラン)で、区役所駐車場の有効活用を打ち出した。17年6月には宮城野区役所で一般有料駐車場の運用を始め、今回の若林区役所は2例目となる。

 若林区総務課の担当者は「文化センターや図書館は休日に利用者が多く、駐車場の混雑が課題だった。目の前の区役所駐車場を民間に委ねることで、歳入増にもつながる」と説明する。

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