山形県選管が、衆院選(19日公示、31日投開票)で初めて参政権を得る高校生の投票率向上に力を入れている。県内各校は有権者である18歳がいる3年生への啓発活動を推進。人気芸能人を起用したキャンペーンも始める。同県は直近2回の国政選挙で全国一の高い投票率を保っており、選挙への関心を次代につなぐため若者に投票意欲を高めてもらう。
県選管の呼び掛けに応じ、県内の27校が衆院選に向けた何らかの啓発活動に取り組む。尾花沢市の北村山高(生徒166人)は14日、3年生76人を対象に模擬投票を実施。同市選管が提供した実物の投票箱に、架空の候補者の名前を書いて「投票」した。生徒は開票作業も体験した。
加藤勇貴さん(18)は「(架空の)政策を比べて投票したが緊張した。衆院選ではぜひ投票したい」と声を弾ませた。模擬投票を見守った市選管の大場仲雄委員長は「責任ある大人として投票に参加してほしい」と意義を強調した。
他の実施校は多くが校内放送による投票の呼び掛けだが、東根市の東桜学館高(同533人)は同日、生徒同士が対面する形の啓発活動を行った。生徒総会で全校生徒を前に、18歳を迎えた生徒代表が「若者の意見を反映するため、投票することが大事」などと訴えた。
メディアも活用する。県選管は、同県高畠町生まれで若者に人気のお笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさんと山形市出身のアイドル阿部菜々実さんを起用したスポットCMを制作。「未来をつくる力になろう」などをキャッチフレーズに、テレビやラジオで周知を図る。
県選管によると、県内の投票率は2017年の前回衆院選が64・07%、19年の参院選が60・74%と2回続けて全国トップ。ただ、若年層の18、19歳に限ると、17年の49・25%から19年は36・33%と急落した。
永沢康弘書記長補佐は「これまでのアンケートで投票に行った18歳の8割が親も投票しており、逆に親が行かなかった場合は投票率が5%以下だった」と説明。全国屈指の高さを誇る投票率の維持へ「若い頃から投票する意欲を保ち、大人になった時に子の世代に受け継がれるようにしたい」と語った。
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