東北、最少の56人立候補 衆院選公示 与野党一騎打ち14小選挙区

 第49回衆院選は19日公示され、31日の投開票に向けて12日間の選挙戦が始まった。発生から丸10年が過ぎた東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、新型コロナウイルス対策や、格差是正を含む経済政策が争点となる。9年近く続いた安倍、菅両内閣の政治姿勢も問われる。政権運営を自民、公明両党が引き続き担うのか、立憲民主党や共産党などを中心とする野党が巻き返せるかどうかが焦点。コロナ下の国の針路を巡り9党が候補者を擁立。計465議席に1051人が立候補した。

コロナ対策のため、街頭演説の聴衆に距離を取るよう求める陣営スタッフ=19日午後0時5分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 東北6県の23小選挙区は56人による戦いが確定した。候補者は前回(2017年)の71人を15人下回り、小選挙区制が導入された1996年以降で最も少ない。野党共闘による候補者調整が進み、平均競争率2・43倍(前回3・09倍)の少数激戦となった。

 新旧別の内訳は、前議員が30人(前回比1人減)、元議員が2人(1人減)、新人が24人(13人減)。女性は17人(7人増)。

 政党別は自民党23人、立憲民主党17人、共産党8人、日本維新の会2人、国民民主党1人、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」2人、無所属3人。

 県別は宮城が最多の17人。次いで福島が10人。青森と岩手は各8人、山形が7人、秋田が6人。

 東北の小選挙区で立候補者数が最も多いのは宮城1区の4人で、自民と立民の争いに維新、無所属が絡む。8選挙区が3人で、うち宮城2区は自民と立民が事実上、1対1で激突する。

 自民は前議員21人、新人2人の陣容で臨み、連立を組む公明が推薦する。前回の18勝5敗が勝敗ラインの目安となる。

 与野党の一騎打ちは14選挙区。旧立民と旧国民、社民の一部が合流した立民は青森3区のほか、岩手3区と宮城5区、秋田1、2区、山形1区、福島1~4区の計10選挙区で自民と争う。共産は宮城6区と秋田3区、福島5区の計3選挙区で、国民は山形2区で、自民にぶつかる。

東北比例は9党58人

 比例代表東北ブロック(定数13)は自民、立民、公明、共産、維新、国民、れいわ、社民、N党の9党の計58人(単独14人、重複44人)が立候補を届け出た。

 自民は青森1区から比例に移った前議員を単独1位に据えた。福島5区を除く小選挙区の22人を重複で2位とし、24、25位は単独の元議員と新人。立民は1位に小選挙区の全17人を重複で並べ、18~20位は単独の新人。公明は新人3人を単独で擁立。共産は単独で前議員と新人各1人、小選挙区の新人1人を重複にした。維新は2小選挙区の2人を重複させた。国民は小選挙区との重複が1人、単独が1人。れいわ、社民は単独で各1人を立てた。N党は重複1人。

 前回は自民5、希望3、立民3、公明1、共産1。

東北の立候補者(小選挙区)

【青森1区】(3)
江渡 聡徳66☆党県会長 自前⑦(公推)
升田世喜男64☆党県代表代行 立元①
斎藤 美緒41 党県書記長 共新 
【青森2区】(3)
神田 潤一51☆元会社役員 自新(公推)
高畑 紀子58☆会社代表  立新 
田端 深雪64 党地区役員 共新 
【青森3区】(2)
山内  崇66☆党県共同代表 立新 
木村 次郎53☆国交政務官 自前①(公推)

【岩手1区】(3)
吉田 恭子40 党県副委員長 共新 
階   猛55☆元総務政務官 立前⑤
高橋比奈子63☆元文科副大臣 自前③(公推)
【岩手2区】(3)
大林 正英57☆元釜石市議 立新 
荒川 順子68 主婦 N新 
鈴木 俊一68☆財務相 自前⑨(公推)
【岩手3区】(2)
藤原  崇38☆党県会長 自前③(公推)
小沢 一郎79☆党県代表 立前⑰

【宮城1区】(4)
岡本 章子57☆党県代表代行 立前①
春藤沙弥香40☆党役員 維新 
土井  亨63☆元復興副大臣 自前④(公推)
大草 芳江39 NPO理事 無新 
【宮城2区】(3)
鎌田さゆり56☆党県副代表 立元②
秋葉 賢也59☆元首相補佐官 自前⑥(公推)
林  幸子47☆NPO理事 N新 
【宮城3区】(3)
大野 園子33☆元会社員 立新 
西村 明宏61☆元官房副長官 自前⑤(公推)
浅田 晃司74 農業 無新
【宮城4区】(3)
伊藤信太郎68☆党政調会長代理 自前⑥(公推)
舩山 由美53☆元仙台市議 共新 
早坂  敦50☆党役員 維新 
【宮城5区】(2)
安住  淳59☆党国対委員長 立前⑧
森下 千里40☆元会社代表 自新(公推)
【宮城6区】(2)
小野寺五典61☆元防衛相 自前⑦(公推)
内藤 隆司63 元県議 共新 

【秋田1区】(2)
冨樫 博之66☆復興副大臣 自前③(公推)
寺田  学45☆元首相補佐官 立前⑤
【秋田2区】(2)
金田 勝年72☆元法相 自前④(公推)
緑川 貴士36☆党県代表 立前①
【秋田3区】(2)
杉山  彰55 党准県委員 共新 
御法川信英57☆元国交副大臣 自前⑤(公推)

【山形1区】(2)
原田 和広48☆元県議 立新 
遠藤 利明71☆党選対委員長 自前⑧(公推)
【山形2区】(2)
鈴木 憲和39☆元外務政務官 自前③(公推)
加藤 健一40☆法人代表理事 国新 
【山形3区】(3)
梅木  威62 党地区委員 共新 
阿部ひとみ60 元県議 無新 
加藤 鮎子42☆国交政務官 自前②(公推)

【福島1区】(2)
金子 恵美56☆党県代表 立前②
亀岡 偉民66☆元復興副大臣 自前④(公推)
【福島2区】(2)
馬場 雄基29☆党県副代表 立新 
根本  匠70☆元厚労相 自前⑧(公推)
【福島3区】(2)
上杉謙太郎46☆外務政務官 自前①(公推)
玄葉光一郎57☆元外相 立前⑨
【福島4区】(2)
小熊 慎司53☆前外務委理事 立前③
菅家 一郎66☆元復興副大臣 自前③(公推)
【福島5区】(2)
熊谷  智42 党地区委員長 共新 
吉野 正芳73 元復興相 自前⑦(公推)

〔注〕☆は重複立候補者

東北の立候補者(比例代表)

【自民】(25)
1津島  淳55 法務副大臣 前③
2江渡 聡徳66 (青森1) 前⑦
2神田 潤一51 (青森2) 新 
2木村 次郎53 (青森3) 前①
2高橋比奈子63 (岩手1) 前③
2鈴木 俊一68 (岩手2) 前⑨
2藤原  崇38 (岩手3) 前③
2土井  亨63 (宮城1) 前④
2秋葉 賢也59 (宮城2) 前⑥
2西村 明宏61 (宮城3) 前⑤
2伊藤信太郎68 (宮城4) 前⑥
2森下 千里40 (宮城5) 新 
2小野寺五典61 (宮城6) 前⑦
2冨樫 博之66 (秋田1) 前③
2金田 勝年72 (秋田2) 前④
2御法川信英57 (秋田3) 前⑤
2遠藤 利明71 (山形1) 前⑧
2鈴木 憲和39 (山形2) 前③
2加藤 鮎子42 (山形3) 前②
2亀岡 偉民66 (福島1) 前④
2根本  匠70 (福島2) 前⑧
2上杉謙太郎46 (福島3) 前①
2菅家 一郎66 (福島4) 前③
24前川  恵46 元党局次長 元①
25入野田 博62 党宮城県職員 新

【立民】(20)
1升田世喜男64 (青森1) 元①
1高畑 紀子58 (青森2) 新
1山内  崇66 (青森3) 新
1階   猛55 (岩手1) 前⑤
1大林 正英57 (岩手2) 新
1小沢 一郎79 (岩手3) 前⑰
1岡本 章子57 (宮城1) 前①
1鎌田さゆり56 (宮城2) 元②
1大野 園子33 (宮城3) 新
1安住  淳59 (宮城5) 前⑧
1寺田  学45 (秋田1) 前⑤
1緑川 貴士36 (秋田2) 前①
1原田 和広48 (山形1) 新
1金子 恵美56 (福島1) 前②
1馬場 雄基29 (福島2) 新
1玄葉光一郎57 (福島3) 前⑨
1小熊 慎司53 (福島4) 前③
18佐野 利恵31 フリーアナ 新 
19鳥居 作弥47 元福島県議 新 
20内海  太74 元宮城県議 新

【公明】(3)
1庄子 賢一58 元宮城県議 新
2佐々木雅文40 弁護士 新
3曽根 周作31 党福島県職員 新

【共産】(3)
1高橋千鶴子62 党衆議員団長 前⑥
2舩山 由美53 (宮城4) 新
3藤本 友里42 党秋田県役員 新

【維新】(2)
1春藤沙弥香40 (宮城1) 新
1早坂  敦50 (宮城4) 新

【国民】(2)
1加藤 健一40 (山形2) 新
2渡部 勝博61 元福島県議 新

【れいわ】(1)
1渡辺 理明51 任意団体代表 新

【社民】(1)
1久保 孝喜67 元岩手県議 新

【N党】(1)
1林  幸子47 (宮城2) 新 

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