国内最大級のレタス工場、宮城に完成 「舞台ファーム」福島にも計画

 農業生産法人「舞台ファーム」(仙台市)のレタス生産プラント「美里グリーンベース」が宮城県美里町に完成した。国内最大規模といい、1日最大4万株を出荷できる。20日に現地で式典があり、同社の針生信夫社長は福島県に同規模の第2、第3工場を新設する方針を明らかにした。

完成した美里グリーンベース。国内最大規模の施設となる

 プラントの栽培面積は約4・5ヘクタール。約5・1ヘクタールのハウスに苗の運搬や散水など育苗、栽培作業の9割を自動化するシステムを導入した。建設費は約34億円。

 国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)も重視。土で固めた培地を採用し、脱プラスチックを実現した。スポンジの培地に比べて葉肉が厚く高品質になるという。

 着工は昨年7月。国内生産量の6%相当を出荷し、年間13億円の売上高を目指す。従業員28人で運営し、早ければ来月出荷を始める。

 露地栽培の80倍の生産効率になるといい、少人数で気候に左右されずに安定して出荷できるという。針生社長は「10年先を見据え、全国に生産システムを示すことができた」と話す。

 式典で相沢清一町長は「美里産レタスが全国の消費者に届くことはうれしい。日本の農業が元気になる足掛かりになればいい」と述べた。

 針生社長によると、福島の新工場は関連会社が稲作を行っている相双地方への立地を計画している。5年以内の建設を目指す。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る