4病院再編は…、水道みやぎ方式は… 宮城知事選 立候補者の公約紹介

長純一さん(55)
村井嘉浩さん(61)

 アンケートは河北新報社が作成した質問に対し、字数を指定した上で、各陣営に文書で回答してもらった。基本的に原文のまま掲載した。(届け出順に紹介)

長純一さんの回答

①今回の知事選の争点は?
 県民の命を軽視するトップダウン県政の継続か、県民の命を守る対話型県政への転換か。相も変わらぬ成長戦略による「富県宮城」か、医療・看護、福祉・介護、子育て・教育を重視する「福祉立県」か。

②県内の東日本大震災からの復興進捗(しんちょく)度(%)と今後の復興施策は?
 復興進捗度は50%。ソフト面の復興はこれからであり、それは地方対策でもある。県民との対話に基づき、NPOなどとも協働し、医療・看護、福祉・介護、子育て・教育を重視した「福祉立県」として復興に取り組む。

③仙台医療圏4病院再編方針の是非と理由は?
 4病院の再編統合・移転案を白紙撤回する。仙台の拠点病院の移転を、仙台市長の参画なく、仙台市民の意見を聞かず決めることなどあってはならない。さらに県立精神医療センターの移転には道義的な問題がある。

④東北電力女川原発2号機再稼働の是非と理由は?
 避難計画の実効性なき、そして県民の合意なき女川原発再稼働に反対する。女川原発再稼働の是非を問う県民投票を実施し、県民の民意に基づいて、女川原発2号機再稼働への地元同意を撤回する。

⑤水道事業の「みやぎ型管理運営方式」の是非と理由は?
 県営上工下水道事業の民営化(みやぎ型管理運営方式)手続きをいったん凍結する。県民からの意見聴取、県民の意向確認(県民投票など)を行い、県民の民意に基づいて、みやぎ型導入撤回の交渉・手続きを進める。

⑥今後の新型コロナウイルス対策は?
 医師としての知見を生かし、専門家の意見をよく聞き、科学的な裏付けに基づいたコロナ対策で県民の命を守る。コロナ禍は災害と捉え、緊急の経済対策を行い、中小企業・小規模事業者、暮らし、文化を支える。

⑦4年後の宮城の将来像は?
 女性の視点に基づいた、医療、介護、子育て、教育などの、ライフステージに応じた切れ目のない「子ども・女性支援」策が強化され、誰もが最後まで住み慣れた地域で暮らせる仕組みづくりが前進している、そんな宮城。

村井嘉浩さんの回答

①今回の知事選の争点は?
 ポスト復興、アフターコロナへの対応や、急激に進む人口減(25年間で230万人→180万人)への対応。

②県内の東日本大震災からの復興進捗(しんちょく)度(%)と今後の復興施策は?
 ハード面の復旧・復興はおおむね完了したが、心のケアや地域コミュニティーの再生などのソフト面は、取り組むべき課題が残されている。被災者一人一人に寄り添い、市町村や民間団体などと連携して、切れ目のない支援を行う。

③仙台医療圏4病院再編方針の是非と理由は?
 合併症を患っているがん患者や精神疾患患者を総合的に診療・治療するため、地域医療の課題解決の視点も踏まえ、4病院の統合・合築により、総合病院として開院させることを目指し、検討をスタートさせる。

④東北電力女川原発2号機再稼働の是非と理由は?
 国からの女川原発2号機の再稼働にかかる理解確保の要請に対し、県議会や立地市町議会で示された再稼働容認の意思を重く受け止め、県内首長の意見や強化された安全性や防災対策などを総合的に判断し、了承したもの。

⑤水道事業の「みやぎ型管理運営方式」の是非と理由は?
 みやぎ型管理運営方式は、厳しい経営環境にある水道事業について、水の安全・安心を確保した上で、料金の上昇抑制を図るために不可欠な取り組みであり、来年4月の事業開始に向けて着実に進めていく。

⑥今後の新型コロナウイルス対策は?
 医療提供体制を維持・確保するため、感染状況に応じた必要な病床の確保や設備導入支援を行うとともに、軽症者らの宿泊療養施設および要介護者向け宿泊療養施設の確保を行う。さらに、円滑なワクチン接種体制を構築する。

⑦4年後の宮城の将来像は?
 震災からの復興を成し遂げ、富県宮城のさらなる成長、次世代育成、持続可能な地域社会の形成、強靱(きょうじん)な県土づくりを進め、県民一人一人が幸福を実感し、いつまでも安心して暮らせる宮城の実現を目指す。

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