「現職流のやり方」 郡仙台市長、4病院再編の公約化に不快感

郡和子氏

 郡和子仙台市長は20日の定例記者会見で、宮城県の仙台医療圏4病院の再編方針を巡り、知事選に立った現職候補が新病院を富谷、名取両市に設置すると公約に掲げたことを問われ「選挙結果をもって、同意を得たことにはならない」と述べ、争点化にくぎを刺した。

 郡市長は再編協議が始まる前に公約に盛り込んだ手法を「現職流のやり方だろう」と冷静に受け止めつつ「(住民への)丁寧な説明や意見聴取がなされないまま選挙戦に突入したのは、どうなのかと思う」と不快感をあらわにした。

 公約に沿えば市内の東北労災病院(青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)は市外に移転する。郡市長は再編方針への賛否は言及を避けたが「二つの病院は重く、大切な部分を担っていることは事実だ」と語った。

 新型コロナウイルスの新規患者ゼロが続く状況に関しては「クラスター(感染者集団)発生もなく、療養者もぐんと減った。市民や事業者の協力に感謝する。今は地域経済を再生・回復させるため、動きだす時期と考えている」と語った。

 県と市が定めた「リバウンド防止徹底期間」は31日に期限を迎える。大人数の会食、不要不急の県外移動の自粛要請は「今の状況が続くのであれば(解除を)検討してもいいのではないか」との認識を示した。

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