宮城知事選ラストサンデー 長氏と村井氏、各地回り訴え

 宮城県知事選(31日投開票)が衆院選と共に最後の日曜日を迎えた24日、ともに無所属の元石巻市包括ケアセンター長で医師の新人長純一(55)、5選を狙う現職村井嘉浩(61)の両候補は県内各地に繰り出し、県政の転換、発展を掲げて主張を戦わせた。

長氏、若者や女性層に照準

 長候補は仙塩地区を中心に遊説した。七ケ浜町の観光施設前で「全国最悪の状況の医療や介護、教育、女性支援をしっかり行うことこそ地方創生だ」と強調。仙台医療圏4病院の再編反対、東日本大震災被災者の心のケア充実を訴えた。

 同町のスーパー前では聴衆に駆け寄り「村井さんにできない医療や子育ては私の得意分野。周りに広めてください」と頭を下げた。長野県の病院勤務時代の同僚茂原宗一さん(60)も応援に駆け付け、「地域住民や行政と一緒に考え行動する長先生が今の宮城には必要だ」と呼び掛けた。

 長候補は「『反村井』だけでは勝てない。『何となく村井さん』という若者や女性に、子育て環境の改善などを訴えたい」と語る。夜は富谷市で、衆院4区に立候補した共産新人との合同演説会に臨んだ。

村井氏、名取で新病院に言及

 村井候補は県北などを回り、市町村との協調姿勢をアピール。出発地に選んだ名取市閖上のゆりあげ港朝市では、大勢の買い物客の中を衆院3区に立候補した自民前議員、山田司郎市長らと練り歩き、店主や客と笑顔でグータッチした。

 演説では4期目の実績や新型コロナウイルス対策に加え、名取市への新病院整備を公約した4病院再編に言及。「(県南の)急患搬送時間が長い現状を改善できる。仙台市には大病院がある。名取に持ってくるべきだ」と力説した。

 東京電力福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の処分場建設構想に絡み、4年前の選挙戦で第一声を行った加美町も訪問。猪股洋文町長らと並び、「かつてない人口減に対応しなければならない。批判を恐れずに改革を続け、前に進む」と声をからした。

聴衆に支援を呼び掛ける長候補(左)=24日正午ごろ、七ケ浜町
ゆりあげ港朝市で出店者とグータッチする村井氏=24日午前7時30分ごろ、名取市
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