衆院選岩手3区に立候補している自民党前議員の藤原崇氏(38)と、立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)の両陣営が、奥州市で若い世代の支持獲得を目指した攻防を繰り広げている。元々は小沢氏の強固な地盤だが、若い世代の取り込みはどちらにもチャンスがあるとみて浸透を図る。
「残り1週間、お力添えをいただきたい。小選挙区で勝つぞ」
25日夜、奥州市であった藤原氏の個人演説会。高校生の聴衆もいた会場で音頭を取ったのは、奥州市、金ケ崎町の若手経済人でつくる「崇友(そうゆう)会」の菊地弘樹会長(52)だ。昨年春に発足した藤原氏の応援団で、30~40代を中心に会員は約180人に上る。
市内の電気通信工事会社の社長を務める菊地会長は「相手候補も長年地域に貢献したが、世代交代は必要。この街のことを考え、良くしようという若い政治家を応援すべきだと思った」と結成の狙いを語る。
普段から藤原氏を囲んだ勉強会を開いており、会員制交流サイト(SNS)を通じたネットワークも強固。選挙期間は演説会の準備や告知などを手伝う。
奥州市は自民県議がおらず、自民市議も2人だけ。「組織力が課題」(藤原氏陣営)という敵陣の真ん中にあって、頼もしい存在となっている。
対する小沢候補の陣営は、祖父、父の代から小沢氏支持という30、40、50代の系列県議3人が中心となり、地盤を守り抜く構えだ。
その1人、千葉秀幸県議は24日、日曜日の市内を選挙カーで回り、街頭から呼び掛けた。
「私は34歳だが、小沢先生は若い声にもしっかり耳を傾け、『そうか、それじゃいかん。対策をしよう』と言ってくれる」
花巻東高で甲子園に出場した経歴を持ち、スポーツ関係にも支持者が多い千葉県議。機会があるたびに「国政の中心で小沢先生に仕事をしてもらうことが必要だ」と売り込んでいる。
小沢氏の後援会は高齢化が指摘される。陣営関係者は「支持者の年齢層はどうしても高い。若い3人の県議に若年層を取り込んでほしい」と期待する。
26日まで県議会9月定例会の会期中だったため、十分な選挙活動ができなかった。千葉県議は「27日からラストスパートをかけたい」と意気込む。
前回、小沢氏は選挙区全体で約3万3000票差をつけて勝利。このうち奥州市では半分の約1万6000票のリードを稼いだ。藤原氏陣営は「奥州市で1万票以内に差を詰めれば、勝機はある」とみており、攻防の結末が注目される。
【岩手3区立候補者】
藤原 崇 38歳 自前③(公推)
小沢 一郎 79歳 立前⑰
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