不振のサンマ漁、好転に期待 大船渡に今季最多の200トン水揚げ

水揚げされたサンマ。今季最多の200トンを超えたが、市場関係者の表情はさえない=4日午前7時15分ごろ、大船渡市魚市場

 サンマの水揚げ量が本州トップの岩手県大船渡市の魚市場に4日朝、今季最多となる200トン超のサンマが水揚げされた。記録的な不漁が続く中、序盤の9月は復調の兆しがやや見られたが、10月は前年を大きく下回る水準で推移。大漁ながら市場関係者は険しい表情のままだった。

 入港したのは釜石市や気仙沼市などの大型船6隻。計220トンが水揚げされ、1キロ当たり538~800円で取引された。一日100トンを超えたのは今季4回目。これまでの最多は9月27日の154トンだった。

 岩手県水産技術センターによると、9月末時点の水揚げ量は386トン。2019年同期比で3倍、20年比で9倍に上り、一時は過去最低水準からの復調が期待された。

 しかし、その後はまとまった量の水揚げが少なく、10月末時点の累計は875トン。19、20年の同時期に比べ、ほぼ半分にとどまっている。18年以前は10月末時点での累計が1万トンを超えることもあった。

 ある仲買人は水揚げされたサンマを見つめ、「連日、この程度の水揚げがあればいいのに。好転しないと、どの業者も厳しいままだ」とつぶやいた。

水揚げされたサンマ=4日午前7時25分ごろ、大船渡市魚市場

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