食品や洗剤の量り売り専門店オープン 大崎・岩出山に「ゆむら商店」

量り売りのシステムを説明する湯村さん

 宮城県大崎市岩出山下川原に、食材や洗剤を量り売りする「ゆむら商店」が開店した。食品ロスと使い捨てごみを減らし、ごみの発生を抑える「ゼロ・ウェイスト」の理念実現を目指す。

「カシューナッツ100グラム597円」

 仙台市泉区の湯村香子さん(40)=大崎市出身=が9月下旬に開業した。以前は家庭で洗剤の詰め替え製品を使っていたが、詰め替えでも出るプラスチックごみが気になった。3人の子育てをする中で、包装ごみの出ないビジネスを始めようと起業した。

 「カシューナッツ100グラム597円」「ひよこ豆粉のコンキリエ(ショートパスタ)205円」。店内にはパスタや豆、乾物、塩など15種類の食材が入った瓶が並ぶ。客が持参したガラス瓶などに量り売りしており、貸し出し用瓶も用意した。

 洗剤5種類も量り売りするほか、何度も使えるミツロウのラップや、自然分解する歯ブラシ、繰り返し使える布製コーヒーフィルターなどもそろえた。

 店は湯村さんの実家の酒販売店を改装。内装には通常は燃料にする県産材の端材を使った。湯村さんは「岩出山は竹細工やしみ豆腐があり、自然の恵みを生かしている地域。店の考えとも合う」と開店場所を選んだ理由を話す。

 駄菓子屋の感覚で量り売りを楽しむお客さんもいるという。湯村さんは「店を通じて環境問題に関心を持ってくれるとうれしい。県内のごみ削減につながる商品もそろえていきたい」と話している。

 営業は月、金、日曜の午前10時~午後3時。

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