(112)こなごなの落葉われともわれらとも/津高 里永子(1956年~)
森の中のふかふかの落ち葉、石畳の上に舞う落ち葉。欠けのないものも、踏まれてぱりぱりと割れるものもありますが、この句では粉々に崩れてしまいました。作者はその葉が自分のようにも思うし、さらに、自分たちの…
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