歴史とそよ風、自転車で感じる 「ライドアラウンド」に挑戦 多賀城・七ケ浜

自転車で立ち寄った海岸。ライダーの疲れを癒やすように、心地よい風が吹き抜けていた=10日午前11時40分ごろ、七ケ浜町花渕浜

 史跡や公共施設、飲食店を自転車で巡ってポイントを獲得するサイクリングイベント「ライドアラウンド in多賀城 with七ケ浜」が11月末まで開かれている。よく晴れた秋の一日、ロードバイクで宮城県多賀城市と七ケ浜町を走った。(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)

愛車のロードバイクに、360度カメラとスマートフォンを取り付けて参加した

ミッション達成でポイント

 スマートフォンに専用アプリ「マップライフ」を入れ、エントリーする。氏名や住所、メールアドレスを打ち込む手間があるので、自宅を出る前にあらかじめ済ませておいた方がよさそうだ。

 午前10時半すぎにJR多賀城駅前を出発。砂押川沿いのサイクリングロードから県道を通って七ケ浜に向かう。15分ほど走ったところで7、8世紀の豪族の墓とされる大代横穴墓群が左手に見えた。アプリで「チェックイン」を押して、10ポイントをゲットした。

 先に進んで坂を上ると七ケ浜町に入った。松ケ浜漁港周辺の美しい海岸線が眼下に広がる。心地よい潮風を感じながらこぎ進めると、海水浴場がある菖蒲田浜が見えてくる。

 さらに先の花渕浜には、ピザなどを提供するおしゃれな「シチノカフェ&ピザ」などの飲食店があり、カップルらでにぎわっていた。昼食とタイミングが合わず今回は立ち寄りはかなわなかったが、人気のパンケーキで糖分を補給してもいい。

特別展を見学

 多賀城駅まで戻り、市立図書館の特別展「史都多賀城の椿(つばき)と山茶花(さざんか)」を見ることにした。受け付けのQRコードを読み取ると、ミッション達成。50ポイントが加算された。

 特別展は市政50周年記念で、市の花サザンカと多賀城跡に自生するツバキを題材にした絵画や焼き物計21点が展示されている。尾形光琳、乾山の工芸品や、横山大観、竹久夢二ら近現代画家の作品を鑑賞し、会場を後にした。

 集めたポイントに応じ、多賀城市観光案内所と七ケ浜町観光交流センターで賞品がもらえる。最低は300ポイントで、手ぬぐいやストラップといったグッズに交換できる。期間終了後、順位に応じ地域の特産品がもらえる特典もある。

 多賀城市の鈴木孝行市長公室長補佐は「先人の知恵や文化、美しい景色に目を向けてほしい」と話す。

チェックインやミッション達成はスマートフォンの専用アプリを操作する=多賀城市立図書館
ミッションの一つになっている「史都多賀城の椿と山茶花」展。ツバキとサザンカにまつわる作品が展示されている=10日午後、多賀城市中央2丁目の多賀城市立図書館

・「ライドアラウンド in多賀城 with七ケ浜」は、県や多賀城市などで構成する多賀城創建1300年記念事業実行委が主催。参加無料。連絡先は市長公室市民文化創造担当022(368)1141。
・「史都多賀城の椿と山茶花」展は市主催。開催時間は午前9時~午後7時(土、日、祝日は5時まで)。入場無料。

360度カメラで撮影し、前方を切り抜きました。動画の上でマウスをクリックしながら動かすと、角度を変えることができます。お使いの端末によっては対応していないことがあります。

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