ブナ、東北5県で「大凶作」や「凶作」 人里へのクマ出没懸念

船形山のブナ林を歩く登山者(写真はイメージです)

 東北森林管理局(秋田市)は11日、福島を除く東北5県のブナの結実状況を発表した。岩手、秋田が「大凶作」で青森、宮城、山形が「凶作」だった。

 9月下旬~10月上旬に5県の142地点を目視で調査し、0・0から5・0までの豊凶指数を算出した。指数が高いほど豊かな実りを意味する。最も低かったのは秋田の0・2で、調査した54地点のうち43地点が「非結実」だった。

 最も高かったのは宮城の1・7。6カ所のうち4カ所が「一部結実」で、残る2カ所は「部分結実」となった。他県の指数は青森1・0、岩手0・7、山形1・5。

 ブナの実は冬眠前のツキノワグマの餌の一つで、結実不足に伴いクマの人里への出没が懸念される。

 秋田は本年度、クマによる人身被害が9日現在で12件12人に上る。目撃件数は8日現在で836件(前年同期比54件減)。県は9月29日から11月30日までツキノワグマ出没警報を発令している。

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