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赤い月、雲間に妖しく輝く 「ほぼ皆既」の月食、仙台でも観測

赤みを帯びた姿を見せる部分食の月=19日午後5時57分、仙台市青葉区川内から撮影(写真映像部・佐藤将史撮影)

 月の一部が地球の影に入ることで欠けたように見える部分月食が19日、夕方から夜にかけて日本各地で見られた。夕方から曇りがちとなった仙台市でも、雲の隙間に浮かぶ妖しい輝きが多くの人の目を奪った。

 仙台では月の出1分後の午後4時18分、東の低い空で欠け始め、午後6時2分に食が最大となった。部分食は影に覆われた部分が暗くて見えづらいが、今回は月の直径の97・8%が影に入り、皆既月食時のような赤みを帯びた暗い月影が見られた。

 月食は午後7時47分までの約3時間半続いた。国内での月食観測は、5月26日の「スーパームーン皆既食」以来。次に月食が見られる来年11月8日も皆既食となる。

「ほぼ皆既」となった月食を30倍速で

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