屋外広場のかまどで芋煮もOK 道の駅「蔵王」23年12月開業へ

 山形市と国土交通省は、道の駅「蔵王」(仮称)を同市表蔵王の国道13号沿いに設置する準備を進めている。市の玄関口として蔵王温泉など観光地の案内機能を強化。屋外広場には山形名物の芋煮鍋用のかまどを設ける予定で、「利用者が地元食材を購入し、その場で芋煮を作り、楽しめるようにする」(市)という。2023年12月の開業を見込む。

 用地は約2万平方メートルで、山形県観光物産会館(山形市)が運営する商業施設「ぐっと山形」に隣接。市街地と蔵王温泉を結ぶ県道のそばで、東北中央道山形上山インターチェンジ(IC)にも近い。

 市の魅力を発信するとともに路線バス、高速バスが発着する交通拠点化も図る。災害時は国の関係機関などの活動拠点になる。

 市は設計と建設、15年間の運営を一括で担う団体を募った。山形県観光物産会館を代表とする企業のグループのみが応募し、整備案を提示。今年7月に優先交渉権を得た。

 同グループの案によると、施設は鉄骨2階、延べ床面積は約2500平方メートル。10月に設計、建設工事費として市と13億7700万円の契約を交わした。かまどの他にバスロータリーなどの設置を見込み、計画を精査している。

 道の駅と「ぐっと山形」の間に連絡通路を設け、一体化を目指す。ぐっと山形には県特産品の販売所やフードコートがあり、両施設の機能の重複も懸念される。市は「道の駅の物販、飲食コーナーを最小限にして催しで使う多目的ホールを充実させる」と説明する。

山形県観光物産会館などが提案した道の駅(右、平面屋根)の外観図。左は「ぐっと山形」(山形市提供)

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