島内1億2000万円、松井2億5000万円 複数年契約中で現状維持

笑顔で今季を振り返る島内(楽天野球団提供)

 東北楽天は23日、仙台市の球団事務所で、島内宏明外野手や松井裕樹投手ら6選手と来季契約を結んだ。

 4年契約の1年目だった島内は現状維持の1億2000万円で更改。4年契約の2年目だった松井は現状維持の2億5000万円でサインした。

 中継ぎで34登板の森原康平投手は現状維持の3500万円。来季は30ホールドポイントを目標に「右打者に対する被打率を下げたい」と意気込んだ。肩や肘の状態不良で1試合の登板にとどまった塩見貴洋投手は500万円減の3500万円。「今は普通に投げられている。これを維持できるようにコンディションを上げていきたい」と話した。

 6年目の村林一輝内野手は代走や守備固めで自己最多の79試合に出場し、250万円増の950万円。「打撃の強化、変化をしていかないといけない」とレギュラー獲得へ進化を誓った。2年連続で7試合の出場にとどまった和田恋外野手は80万円減の720万円。「引っ張って強い打球を打てるような技術を磨いていきたい」と話した。
(金額は推定)

「本塁打王取りたい」

 島内は終始、穏やかな表情だった。現状維持の1億2000万円でサイン。96打点を挙げて打点王に初めて輝いた31歳。「ホームラン王を取りたい。30本を目標に頑張る」と来季に目を向けた。

 4年契約1年目の今季は4番として大活躍。球団生え抜きでは最多の21本塁打を放ち、リーグ2位の得点圏打率3割2分8厘。勝負強さを見せた。長打率も4割7分7厘と高い数字を残した。

 阪神などで活躍し、2000本安打を成し遂げた金本(東北福祉大出)の打撃を参考にした。シーズン序盤、過去のプレー動画を見た。「バットの使い方が素晴らしい。こういう感じで打ちたい」と思い、スイングからヒントを得て「長打力が上がった」と振り返る。

 プロとして目指すべき姿も見えた。東京五輪の中断期間中、志願してファームの試合に出た。その時、39歳のベテラン藤田(今季限りで戦力外)のひたむきな姿を見て「腐らずに声を出してやっていてすごいと感じた。人として自分も成長したい」と語る。

 オフはウエートトレーニングに力を入れ、春のキャンプに備える。「何か一つでも今年の数字を超えてやるという気持ちでやっていきたい」。打線の主軸として来季も貪欲に戦い抜く。(佐々木智也)

抱負を記した色紙を手にする松井(楽天野球団提供)

フル稼働誓う

 現状維持で更改した松井は来季の抱負を「健康」と話した。クローザーに戻った今季は8月下旬に右太ももを痛めて約2カ月間、1軍から遠ざかった。「勝負の9、10月で戦力になれなかったのは本当に悔しい。離脱しないように1年間を過ごしたい」とフル稼働で雪辱を誓う。

 負傷前は43登板で24セーブ、防御率0・63と抜群の成績を残した。今季の21四球を20以下に減らすことが来季の目標だ。「まずは(キャンプインの)2月1日にブルペンでいいものを見せて、監督や投手コーチに抑えに指名してもらえるようにしたい」と意気込みを語った。

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