プロ野球東北楽天はちゃんと強くなっているのか。得失点の偏差値を割り出し、球団創設から17年間の変動傾向を調べた。動くグラフを見ると、近年は攻撃力が上向きで、防御力はリーグ平均の水準を保っていることが分かる。(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)
野球は点取りゲームだ。1点でも多く取り、1点でも少なく抑えることが勝利に直結する。細かな指標はあまたあるが、今回は長期の大まかな流れをつかむため、あえて総得点と総失点だけにデータを絞った。
偏差値はリーグ平均の50を基準に、各チームがどこに位置するのかを示す。試合数や使用球の飛びやすさが変わった影響を除くことができる。トレンドが分かりやすいよう、グラフは3年間の移動平均で示した。2005、06年がないのはこのためだ。
まずは得点。東北楽天はほとんどの期間で50以下にとどまる。初めてリーグ優勝に輝いた13年は、ジョーンズとマギー両助っ人の貢献で60に迫った。その後は米大リーガーの大型補強が不発で低迷した。17年からリーグ平均程度に持ち直し、20年はリーグ成績が4位に終わったものの、66で球団初のリーグトップに立った。
今季はリーグ平均並みだったが、直近3年の平均はリーグ最上位にいる。外国人選手の「当たり外れ」に大きく左右される状況は脱し切れていないが、浅村、鈴木大と国内フリーエージェント(FA)選手の獲得で層が厚くなった成果と言えそうだ。
他球団で際立つのは西武。3年平均で50以下が一度もない。特に17~19年は60台後半の圧倒的な数字を残し、「山賊打線」と恐れられた。その後は浅村、秋山(レッズ、八戸大出)の移籍が響き、急落した。
ソフトバンクは13年以降、柳田を軸に安定した得点力を発揮する。ロッテは今季、高い機動力を生かし、リーグトップの62をマークした。これら上位4球団の現在地はほぼ同じとなっている。
続いて失点を見てみる。少ない方が偏差値が高くなるように表示した。
東北楽天は08~12年、岩隈、田中将らの働きで50前後をキープ。13年は田中将の神がかり的活躍に新人則本昂の力投もあり、チーム歴代最高の60・1を記録した。だが、田中将の移籍に伴い低迷期に入る。西武からFAで岸が加入した17年以降は、20年を除いて50台後半をマークし、リーグ上位に位置する。
失点の少なさでは、ソフトバンクが長らく突出する。斉藤和、和田、千賀らエースを擁し、救援陣は分厚い。内外野の守備力の高さも特筆に値する。
06~10年、ソフトバンクを上回ったのが日本ハム。09年のゴールデングラブ賞は内野全てを含む7人が受賞するなど鉄壁の守りを誇った。
東北楽天は直近5年で今季を含めて3度、Aクラス(3位以内)に入った。地力が確実に付いているのはグラフに表れている。打撃、投手、守備、走塁と各分野で強みと弱みを把握して強化を重ね、もう一段階レベルを上げてもらいたい。
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