岸、現状維持2億5000万円 6選手更改、岡島2倍超5000万円

笑顔で契約更改後の記者会見に臨んだ岸(楽天野球団提供)

 東北楽天は26日、仙台市の球団事務所で、岸孝之投手、山崎剛内野手、内田靖人内野手、黒川史陽内野手、岡島豪郎外野手、岩見雅紀外野手の6選手と来季契約を結んだ。

 岸は現状維持の2億5000万円で更改し、昨オフに2年契約を結んでいたことを明かした。岡島は2700万円増の5000万円で判を押した。山崎剛は800万円増の1700万円でサインした。

 黒川は130万円増の780万円で更改。2年目の今季は34試合に出場し、打率は1割8分7厘にとどまったが、プロ初本塁打を放った。「着実に成長していると評価してもらった」と話した。

 25試合出場で打率2割4厘だった内田は、25%の減額制限に迫る300万円減の1000万円で更改。岩見は出場4試合に終わり、200万円減の750万円でサインした。(金額は推定)

来季目標150勝、あと9勝へ意欲

 岸は来季の目標に通算150勝を掲げた。チームメートの涌井が今季、史上49人目に到達した記録まで、あと9勝。「けがなく一年間ローテーションを守れば、見えてくると思う」と意欲をのぞかせる。

 万全のコンディションで迎えた今季は3年ぶりに規定投球回に達し、25試合に先発して9勝10敗、防御率3・44。

 初登板だった3月30日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で完封勝利と最高のスタートを切った。しかし、勢いは続かず、4、5月に4連敗を喫して2軍で再調整。6月に1軍復帰後は防御率2・92と安定感を取り戻した。「打たれてファームに落ちた時に、持ちこたえることができた」と振り返る。

 東北学院大からプロに進んで15年間、毎年白星を積み上げてきた。「本当に捕手のおかげでここまで来られたと思っている」と謙虚に語る。今季限りで現役引退してブルペン捕手に転身する下妻の名前を挙げ、「去年、今年とすごく助けられた」と感謝の言葉を口にした。

 投手陣最年長の右腕は12月で37歳になる。「若い選手に負けないようにという気持ちもある。しっかりと引っ張っていけたらいい」。オフでしっかり土台を固め、来季も最前線で戦い抜く。
(斎藤雄一)

記者会見で今季を総括する岡島(楽天野球団提供)

「攻守とも評価してもらえた」

 岡島は2倍超となる2700万円アップで更改した。126試合出場で、打率2割8分、8本塁打、自己最多の56打点を記録し、外野守備では球際の強さを発揮した。「打撃だけでなく、守備の面もすごく評価してもらったので納得している」と満足げだ。

 10年目の今季、近年の度重なる故障からの復活を印象づけた。2016年以来となる規定打席にも到達。それでも「納得はまだまだ全然していない。もっとできた部分はたくさんあった。その差を埋められるように来季は頑張る」と高い意識を示す。

 来季の個人目標に打率3割を掲げる。今季中盤までは首位打者争いに加わっていたが、息切れした。「最後の10試合ぐらいはしんどかった。そこでも自分の打撃ができるよう、自分の打撃の芯を見つけたい」と語る。チーム目標はもちろん優勝だ。「チームのために何ができるか考えながらプレーしたい」。13年のV戦士は闘志を燃やす。

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