宮城のクラフトジン「欅」、世界一に アジア最大級のコンテスト

 宮城県大崎市の酒造会社MCGのクラフトジン「欅(けやき)」が、「香港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション(HKIWSC)2021」のコンテンポラリージン部門で最高賞「トロフィー」を獲得した。「欅」はユズやセリ、茶葉など宮城県産の素材を使っているのが特徴。昨年5月の初出荷から1年半余りで「世界一」の称号を得た。

 アジア最大級の酒類の国際コンテストで、今月10日にウェブサイト上などで結果が公表された。ゴールドメダル107点、シルバー496点、ブロンズ372点が選ばれ、52部門それぞれのトップがトロフィーを受賞した。国産のジンが同コンペティションでトロフィーを獲得するのは初という。

 ジンはアルコールにボタニカル(植物)で香り付けした蒸留酒。針葉樹セイヨウネズの果実ジュニパーベリーを必ず使うほかは、蒸留所ごとにボタニカルの種類や配合が異なる。近年、国内でも地域の素材を生かしたクラフトジンを手掛ける蒸留所が増えている。

 MCGは「ミヤギクラフトジン」の頭文字で、地元の素材で宮城らしいジンを造ろうと2018年6月に設立された。試作を重ね、昨年5月に「欅」を初出荷した。「伯楽星」で知られる新沢醸造店(大崎市)の関連会社で、日本酒造りにも通じたスタッフがジン製造を手掛ける。

 杉原健太郎社長は「世界一を取るという創業当初からの一つの目標を達成できた。アジアの中で注目度が高いコンテスト。輸出先を広げる足掛かりになればいい」と話した。

 「欅」は宮城県内の酒販店などで販売中。価格は700ミリリットル入り4389円。

MCGのクラフトジン「欅」

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