「来季は一番高いところまでみんなで」 田中将、ファンに残留報告

 プロ野球東北楽天の田中将大投手が4日、仙台市の楽天生命パーク宮城であったファン感謝祭で、来季もチームに残留することを報告した。「来季こそは一番高いところまでみんなで行けるように頑張りたい」と意気込みを語った。

パレードで車両の上からファンに手を振る東北楽天の田中将(中央)

 田中将は今季から2年契約だったが、シーズン終了後に契約を見直すことができる条項があるため、動向が注目されていた。球団と話し合い、3日に残留が発表された。グラウンドであったトークショーで田中将が「来季も楽天でプレーすることになりました」と話すと、観客から大きな拍手が送られた。

 米大リーグから8年ぶりに復帰した今季は23試合に登板し、4勝9敗に終わった。「自分のふがいない結果のせいで目標に届かなかった」と振り返った。

 田中将の背番号「18」のユニホームを着て訪れた十和田市の会社員小山舜さん(25)は「チームのため、一球一球に魂を込めて投げている姿が素晴らしい。来季は今季の悔しさをぶつけて、最多勝と沢村賞を獲得してほしい」と期待した。

 ファン感謝祭には1万971人が詰め掛け、新人選手の仮装パフォーマンスなどを楽しんだ。セレモニーで、選手会長の則本昂大投手が「来年は元気な姿で優勝の報告ができるよう、充実したオフシーズンを過ごしたい」と誓った。

 会場では東京五輪の野球日本代表で金メダルを獲得した田中将、浅村栄斗の両選手の活躍をたたえ、郡和子仙台市長から「賛辞の盾」が贈られた。

スタンドのファンに手を振る田中将。来季もチームに残留することを報告した

「今季はこれ以上ない悔しい思い」

 東北楽天の田中将は4日、仙台市の楽天生命パーク宮城であったファン感謝祭の終了後、来季もチームに残留することを決めた理由や今後の抱負を語った。主な一問一答は次の通り。

 -どんな思いで残留を決めたか。

 「決断という難しいものではなかった。米大リーグの(労使に関わる全ての活動が止まる)ロックアウトのことを言う人もいるが、僕にとっては関係ない。このまま日本でプレーしたいという気持ちだけだった」

 -球団からはファン感謝祭前日の3日に残留が発表された。

 「いろいろと整理をしなければいけないことがあった。この日に決めたというよりはいろいろなことの順序があるので、全部が整ったので発表した」

 -球場でファンに残留を報告した後、拍手を受けた。

 「残留を喜んでくれる方がいれば、そうでない方もいると思う。そういういろいろなことを含めて背負ってやっていくのがプロの選手だと思う。今季は皆さんの期待値を超えることができなかった。来季はいい思いができるように頑張りたい」

 -来季への抱負は。

 「今季はこれ以上ないくらい悔しい思いをして終わったが、シーズンが進むにつれて手応えを感じた部分があった。ファンの方々と一緒に喜ぶことができなかったので、来季は日本一を目標にいい準備をして春のキャンプに臨みたい」

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