仙台圏で地域の発展や活性化に力を入れる企業の紹介動画制作を通して、大学生に地元の魅力を知ってもらう「JIMOTOコラボインターン」が、1カ月間の日程を終えた。就職活動を控えた学生が地元企業を知るだけでなく、働きがいやつながりの大切さを学んだ。若者流出に歯止めをかけようという民間主体の取り組みは、3年目を迎えて着実に輪を広げている。(報道部・村上浩康)
今回はいずれも仙台市のSKグループ、お茶の井ケ田、鐘崎、セレクティー、丸山運送、山一地所、ユーメディアグループと過去最多の7社がエントリー。宮城県内を中心に12大学の学生計48人が参加した。
学生は6~8人で1社を担当。10月29日のキックオフイベントから1カ月間、各社の人事担当者らの助言を受けながら、打ち合わせ・企画から企業へのアポイント、取材、動画の撮影・編集に奔走した。
青葉区のエル・パーク仙台で11月29日に成果発表会があり、学生や各社の経営者ら約80人が出席した。各社3分間の動画は社員、社長のインタビューを軸に、事業内容、働き方、地域との関わりなどをそれぞれの切り口で構成。学生は狙いや苦労した点を発表し、経営陣から講評を受けた。
SKグループの動画は「ごみ収集のイメージを変えたい」との思いから、軽快な音楽、大きな文字で映画CMのような作風に仕上げた。斎藤孝志社長からも「地域貢献など大切にしている部分を盛り込んでくれた」と好評価だった。
リーダーを務めた東北文化学園大3年の柴田脩平さん(21)は「企業の良さを知るだけでなく、知らない学生同士が協力してゼロから作り上げることで満足いく作品ができた。就職活動という以上の人生経験になった」と話した。
山一地所の動画は、社内の風通しの良さを表現しようと、渡部洋平社長に導入部の演技を快諾してもらった。東北学院大3年の菅原伊織さん(21)は「限られた時間でどう伝えるかを協力して考えた。貴重な経験を社会人でも生かしたい」と笑顔を見せた。担当者から「分析力」を評価してもらい、自信になったという。
発表会後半では、経営者らによるパネル討論があった。会社の危機や自身の挫折も交えて仕事や地域への思い、求める人材像を率直に語る姿に、学生は真剣な表情で聞き入った。
学生の多くが就職を機に首都圏など県外に流れる。企業連携による人づくりの取り組みに、鐘崎の嘉藤明美社長は「誰かがやってくれるのではなく、民間が自分たちでやることに大きな意味がある」と歓迎する。
初回から参加するSKグループの斎藤社長は「民間主体の自立した試みとして定着してきた。自社のPRではなく、地元本位の企業の思いが、少しずつでも学生たちに伝わってくれたらいい」と力を込めた。
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