(146)雪催(もよ)ふ琴になる木となれぬ木と/神尾 久美子(1923~2014年)
「琴になる木」は桐(きり)の木。桐は木目が美しく軽いので、箪笥(たんす)や下駄(げた)など用途が広い。いまにも雪の降り出しそうな空を背景にすっくと立ち並ぶ桐の木。一見同じように成長しても、あるものは…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。