(148)東京の翳を濃くして六花(むつのはな)/吉野 秀彦(1959年~)
雪の結晶は、六角形にその姿を成長させます。「六花」は雪の別称です。雪のより美しい名を選んでいますが、描かれるのは暗い東京の様子です。「翳(かげ)」に「かざす」という意味があるため、何かに覆われて暗く…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。