閉じる

(154)種子といふ眠りを冬の長さとも/中原 道夫(1951年~)

 秋になる実のその中の種は、土に埋もれて冬を越します。時期が来ればその暖かさで芽吹き、春の到来を教えます。「冬」という期間は、暦の上では日付があり、人々の中でも大体1月くらいまでは寒いよね、なんて決まっているかもしれません。しかし自然界にはそんな言葉はありません。種の形になってからの長い眠りを目覚め…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ