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(150)米袋ひらいて吹雪みせてあげる/渋谷 道(1926年~)

 何キロの米袋だろうか。2キロなんてかわいい代物ではなく、30キロの大きな袋を想像した。担いでいるのではなく、土間か何かに置いてあるのをさっと開いた。勝手口の外にはびゅうびゅうと吹雪。おお、寒いねえとお米に話しかける様子には、お米への感謝と愛情が想像される。だが、ただ楽しいだけの句ではない。昔の冬の…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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