<全国高校ラグビー>仙台育英、青森山田が2回戦敗退

 ラグビーの全国高校大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、仙台育英は報徳学園(兵庫)に14-62で敗れ、青森山田も御所実(奈良)に7-55で屈し、東北勢は全て敗退した。

報徳学園―仙台育英 後半17分、仙台育英・最上(中央下)がトライを決め、12-43とする

仙台育英、前半に大量失点 もくろみ崩れる

 仙台育英は報徳学園のスピードに押し切られた。素早く展開する攻めに対応できず、前半に6トライを許した。後半はフッカー阿部とフランカー最上がそれぞれトライを決めたが、守備の隙を突かれて4トライを返された。

 仙台育英は全国トップクラスの走力を誇る報徳学園の攻めを最後まで止められなかった。フランカー片山主将は「想像以上にスピードがあり、ディフェンスで仕留め切れなかった」と悔しさをにじませた。

 試合前のコイントスで勝ち「流れをつかむため」(片山主将)とマイボールを選んだ。風下に立つ不利な前半は相手の攻撃を3トライ以内で抑え、後半に巻き返すプランだったが、もくろみは崩れた。

 フォワード、バックスが一体となって素早く展開する攻撃に、カバリングが間に合わない。前半だけで想定の倍となる6トライを許した。

 後半は食い下がった。6分にラインアウト後のモールを押し込みフッカー阿部がトライすると、17分にはボールを展開して最後はフランカー最上がトライを決めた。しかし守備では報徳学園の俊足バックス陣に防御を破られ、逆に4トライを奪われた。

 ベンチ入りした25人のうち2年生は10人いる。片山主将は「(後輩たちは)全国のレベルの高さを自分たちの目で見たはず。展開力やスピードなど、今回通じなかった部分の力をつけてほしい」と後を託した。(斎藤大輝)

青森山田、失点重ねる パワーに打つ手なし

 青森山田は攻守で圧倒された。力強いモール攻撃を食い止められず、前半に4トライを奪われ、後半も5トライを許して失点を重ねた。攻撃は前半22分にCTB神が右中間にトライを決めたが、後半は堅守に阻まれて無得点だった。

 青森山田は御所実の密集戦でのパワーに打つ手がなかった。許した9トライのうち、5トライをラインアウト後のモールで押し込まれた。先発メンバーのFW平均体重は青森山田が約5キロ上だが、伊藤主将は「組織的なモールに対処できなかった」と悔しがった。

 攻撃では前半22分、敵陣10メートルライン付近のスクラムから右に展開し、CTB神のトライで一矢報いた。2年生の神は「1対1でのタックルの弱さなど弱点を改善し、来年は目標の16強入りを達成したい」と前を向いた。

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