(161)玄関に風の訪れ寝正月/阿部 みどり女(1886~1980年)
正月ではあるが、平常心そのものの「寝正月」。淡々としているが、寝正月がユーモラスでもある。とはいえ、しみじみとしたものも感じさせる「風」である。離れて住む普段会えない人が来ないかな、という思いもある…
関連リンク
- ・(160)ぐわんじつの防彈ガラスよくはじく/堀田 季何(1975年~)
- ・(159)我に我かげのうれしきはつ日かな/足了庵(そくりょうあん) 禾月(かげつ)(1784?~1857年)
- ・(158)会ひたしと思ふ人あり去年今年(こぞことし)/高浜 年尾(1900~1979年)
- ・(157)今年また山河凍るを誰も防がず/細谷 源二(1906~1970年)
- ・(156)ともかくもあなた任せのとしの暮/小林 一茶(1763~1828年)