福島「あんぽ柿」、UAEに本格輸出へ タイ、シンガポールに続く

 福島県は7日、県北地方特産の干し柿「あんぽ柿」をアラブ首長国連邦(UAE)へ本格輸出する発送準備を始めた。東京電力福島第1原発事故後に2年間の出荷自粛を強いられたが、輸出を機に販路拡大や価格回復を目指す。

UAEに出荷されるあんぽ柿

 伊達市のふくしま未来農協あんぽ工房みらいで梱包作業を行った。商品は「Anpo Gaki」とアラビア語が書かれたシールが貼られ、トラックで福島市の冷凍倉庫に運ばれた。

 今回は計約180キロを出荷。東京を経由し船と飛行機でドバイに発送する。2月からレストラン10店舗であんぽ柿を使う料理として提供されるほか、日系スーパーで現地販売員による試食販売などが行われる。

 県は2019年度に農協などと輸出研究会を設置。今後欧州を中心に販路が広がるとみて、国際食品見本市やテストマーケティングなどを通じて外国の政府関係者や商社に魅力をPRしてきた。UAEには20年に試験的な輸出を行っている。
る。

あんぽ柿をトラックに積み込む福島県職員

 本年度は昨年春に凍霜害に見舞われたものの、あんぽ柿の品質への影響は少なく、県農産物流通課は「味や品質ともに10年間で最高」と自信をのぞかせる。

 あんぽ柿の20年度の出荷量は1313トンと原発事故前(約1594トン)の8割まで回復。19年度に東南アジア向けの輸出が始まった。21年度はタイとシンガポールを含む3カ国での販売を見込んでい

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