シラカバ樹液使いクラフトビール 平庭高原で採取、仕込み水に使用

久慈市内などで発売された「雨露霜雪」

 クラフトビール製造を手掛ける小笠原商店(東京都三鷹市)は、岩手県久慈市山形町の平庭高原のシラカバ樹液を使ったクラフトビール「雨露霜雪(うろそうせつ)」800本を発売した。同市出身の小笠原恵助代表(46)が、郷土への関心を高めてもらおうと開発した。

 樹液の香りとすっきりした甘さが特長。仕込み水の3分の2に樹液を使用し、本来の香りや爽やかさを生かした。焙煎(ばいせん)した麦の風味も楽しめる。アルコール度数は4%で、苦味がなく誰でも味わいやすい飲み口に仕上げた。

シラカバ保全に寄付

 商品名は、さまざまな気象変化を意味する四字熟語から取った。手入れをしなければシラカバを守れなくなるという危機感から、環境保全活動に携わる団体などに1本当たり50円を寄付する予定だという。

 小笠原代表はこれまでも久慈産のホウレンソウやヤマブドウを使用したビールを販売。久慈の知人から勧められて、樹液を使った新商品の開発に取り組んだ。

 久慈市内で昨年12月23日にあった記者発表会にオンラインで参加した小笠原代表は「樹液の魅力をビールで表現した。シラカバの現状も知ってほしい」と話した。

 ビールは市内の酒店や小笠原商店などで販売。330ミリリットル入り594円。連絡先は小笠原商店0422(29)8210。

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