久慈に「稼げる道の駅」 4市町村連携、三陸道IC近くに23年開業

久慈北IC近くに整備される広域道の駅のイメージ図

 岩手県久慈市の三陸沿岸道久慈北インターチェンジ(IC)近くに、「広域道の駅」が整備される。18日に仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道(総延長359キロ)が全線開通し、物流や交流人口が増えることを見据えた。同市と岩手県洋野町、野田村、普代村の共同事業で、開業は2023年4月の予定。

 久慈北ICから北に約200メートルの国道395号沿いに広さ1・6ヘクタールの用地を確保し、9月に着工した。施設は木造平屋一部鉄骨造りで、床面積は約2200平方メートル。乗用車131台、大型車20台の駐車場、ガソリンスタンドを備える。

 建物は県産木材を多用した南部曲がり屋風のデザイン。4市町村の魚介類、野菜などを扱う物販施設、加工施設、フードコートを設ける。キッズスペースには高さ5メートルの滑り台などの遊具を設置する。情報発信コーナー、会議や研修にも使える多目的スペース、屋根付きイベント広場もある。

 総事業費は約16億3700万円。費用負担は久慈市が中心で、施設整備費約12億6200万円のうち一部を洋野町、野田村、普代村が負担する。

 道の駅建設は、15年度に4市町村の首長が検討を始めた。サービスエリアがない三陸沿岸道の開通後、経済効果を地域全体で高めようと「稼げる道の駅」として構想を練ってきた。

 名称は来年4月に発表する予定。久慈市広域道の駅整備推進室の木地谷淳室長は「三陸沿岸道の全線開通で人、物の流れが変わる。地域の魅力が詰まった物を販売し、それぞれの地域に足を運んでもらうための施設にしたい」と意気込む。

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