河北春秋(1/10):仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙…

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」にはおしゃれに敏感な若者が訪れる。ファッションブランド店が多く入居するビルの7階に「アクションのブランド」を掲げた施設が近くオープンする▼青葉区大手町の「ギャラリーターンアラウンド」代表関本欣哉さん(46)が運営する「even(イーブン)」。工具や機材を貸し出す「道具の図書館」、工房、ワークショップや講義ができるスペース、ギャラリー、配信スタジオを備える。作る、学ぶ、発表ができる施設だ▼会員制で、美術作品の制作、家具の修理、手芸教室、オンライン会議など、さまざまな利用を想定する。「道具や知識がなくても、ここに来れば表現ができ、アクションを起こせる場所にしたい」と関本さん。訪れた人が多彩な活動に触れ、交流を深めることも期待する▼evenは「平等の」の意味を持つ英語。「異聞」「異文」の当て字も使い、異なる声、異なる文化を受け入れ、多様性のある場を目指すという思いを込めた▼関本さんは仙台でギャラリーやアート塾、若手作家のスタジオ、無審査の公募美術展「アンデパンダン展」などを運営する。「アートに興味がなかった人の生活の一部に、アートが根付く街にしたい」。新たな施設をその拠点にする。(2022・1・10)

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