(174)片足を雪に沈めて道譲る/小林 輝子(1934年~)
雪深い地域の方は、当たり前のことと思われるかもしれません。しかし、限られた地域の実感ではないでしょうか。除雪が追い付かないほどに積もってくると、ことに歩道では、人々の歩いたところが獣道のように細く踏…
関連リンク
- ・(173)降る雪に力抜きたる汀かな/山田 みづえ(1926~2013年)
- ・(172)誰の忌か岬は冬晴であつた/柿本 多映(1928年~)
- ・(171)ゴリラごろ寝春待つでなく拗ねるでなく/西村 和子(1948年~)
- ・(170)爛々とあかつき粥の窓に星/瀬川 虎年子(1902年~?)
- ・(169)枯柏百年農家鎮守して/百合山 羽公(1904~1991年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。