(45)松井友飛投手 190センチの長身、直球武器<東北楽天ルーキー紹介>

ドラフト5位の松井友。快速球を武器に1年目からの活躍を目指す

 190センチの長身から投げ下ろす最速154キロの直球が武器だ。大型右腕は「この世界に入ったからには長くやらないと意味がない。プロ野球の歴史に僕の名前が残るまで頑張りたい」と息の長い活躍を目指す。

 能登半島にある石川県穴水町で生まれ育った。人口約7700人で、カキやワインが特産の自然豊かな地域だ。穴水高時代は野球部員が10人に満たない時期があり、大会に他校と連合チームを組んで出場した経験もある。公式戦の白星は3年間で一度もつかめなかった。「勝ち方を知らず苦労した」と当時を思い起こす。

 進路に迷った時、高校の恩師の「上で野球をやった方がいい」との助言に背中を押され、金沢学院大に進学した。充実した環境で急成長し、体重は10キロ、球速は15キロもアップ。エースとして「自分で勝ち切らないといけない責任感」と戦う中で、プロ入りへの夢がどんどん膨らんだ。

 大切にしている言葉は「人生、無事これ名馬」。タフにプレーが続けられるよう、コンディショニングには気を使う。「疲労回復のために取り入れたら、はまった」と言うサウナが趣味だ。時間をきっちり決めて水風呂との交代浴を3度繰り返せば、心身が整う。

 入寮前には金沢市内の警察署で一日署長を務め、地元の期待を改めて感じた。初めて古里を離れ、杜の都で勝負に挑む。「大学生なので、いち早く1軍のマウンドに上がらないといけない。今季は初勝利を目標に頑張りたい」と飛躍を期す。
(斎藤雄一)

[まつい・ともたか]ドラフト5位。1999年10月11日生まれ。石川県出身。190センチ、87キロ。右投げ右打ち。石川・穴水高-金沢学院大。22歳。

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