「39歳以下・重症化リスク低」は自宅療養 宮城県が新ルール

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、宮城県の村井嘉浩知事は24日、39歳以下で重症化リスクが低い感染者はこれまでの宿泊療養から原則、自宅療養とする新ルールを発表した。宿泊療養施設の使用率が70%を超え、1日の新規感染者が300人を超える日が続くと予想される場合に変更する。宿泊療養施設や保健所業務の逼迫(ひっぱく)を解消するのが目的で、早ければ26日にも移行する見通し。

 県の新型コロナ患者の療養の考え方は表の通り。39歳以下で重症化リスクが低い感染者は自宅で療養する。40歳以上か重症化リスクが高い感染者は、宿泊療養施設に入る。

 重症と中等症の患者は、従来通り入院する。自宅療養、宿泊療養ともに状態が悪化した場合は入院の措置を取る。重症化リスクは患者の年齢や基礎疾患の有無、ワクチン接種の状況、症状などを点数化し、保健所が判断する。

 村井知事は24日の定例記者会見で「(1日の新規感染者が増え)400人、500人、600人になる可能性は十分にある。早ければ26日にも切り替えたい」と述べた。

 自宅療養の患者には血液中の酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」を貸与。感染が判明した翌日には、食料品や日用品を配送するほか、離乳食や紙おむつなどを入れた乳幼児用も用意する。

 県によると、24日午後1時現在の療養者は1437人で、うち入院が73人。重症者は3人、酸素投与が必要な「中等症2」は5人。宿泊療養施設は現在、9棟1580室体制で694人が入り、使用率は43・9%。自宅療養者は425人。

 新ルール下では、濃厚接触者を追跡する「積極的疫学調査」の範囲を絞る。市町村にも人員派遣の協力を求め、保健所の体制を強化する。

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