おみくじ「大大吉」私も… 反響続々、複数回の人も
初詣に訪れた仙台市内の寺院でおみくじを引いたところ「大々吉」が出た、という投稿を基に取材した「読者とともに 特別報道室」の記事について、読者から「私も大々吉(大大吉)を引いた」という反響が届いた。一部を写真とともに紹介する。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)
「大大吉を引くのは実は2回目」と連絡をくれたのは、仙台市若林区の女性会社員(53)。初めて引き当てたのは昨年秋、山寺日枝神社(山形市)だった。四季の花を浮かべた「花手水(はなちょうず)」に、ぬらすと文字が浮かび上がる「水みくじ」を浸したところ「大大吉」と出た。
2回目はことし1月、初詣に出掛けた金蛇水神社(岩沼市)だった。ヘビがおみくじを加えている「金運みくじ」。かわいらしさに引かれて毎年引いているものの、これまでは小吉が多かった。女性は「思いがけない大大吉で1人大喜びした。いい一年になりそうだ」と顔をほころばせる。
「3年前、榴岡天満宮で引いた。記念のため大切に保管している」と話すのは、宮城県加美町の自営業男性(68)。孫の高校入試合格祈願で訪れ、見事志望校に合格したという。
以前は仙台市内の別の寺社にもあったという証言も得られた。名取市のパート女性(49)は約25年前、当時の恋人と初詣に行って偶然引き当てたという。
相手の男性とはその年の10月に結婚し、夫となった。女性は「今となっては良かったのか悪かったのか分からない」と冗談めかしつつ、「娘がその神社で巫女(みこ)として奉仕するなど、今でもご縁がある」と明かす。
青葉区の女性(60)は、「初詣の折、津島神社(登米市)で大学4年の長女(22)が引き、家族全員で驚いた」と記した。「一時の不運に慌て騒ぎ迷うてはいけません」などと戒める内容に当初は「大大吉らしくない」と感じた。だが、長女は卒業後に住む家探しでようやく納得いく物件が見つかるなど、幸運に恵まれたという。女性は「大大吉のおみくじは我が家にほのぼのとした気持ちを運んでくれた」と喜んだ。
亘理町の女性は「数年前に金蛇水神社で引き、みんなに自慢した」としたためた。
くじ運がいいと思われるだけに、扱いに戸惑う人もいるようだ。太白区の男性(53)は「持っていていいのか、おたき上げした方がいいのか知りたい」と頭を悩ませる。
金蛇水神社の担当者は「絶対正しいということはない」と前置きした上で「内容が良くても悪くても持ち帰り、1年間持ち歩いて戒めとしてほしい」と説明。翌年の初詣などの折、お札などと同様に納めるよう勧める。
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