新型コロナウイルスの感染拡大が続く宮城県内で「いつピークアウトするか」に関心が高まっている。専門家の間では「ピークを迎えつつある」との見方がある一方、猛威を振るうオミクロン株の派生型「BA・2」が新たに流行する可能性も指摘され、意見は一様でない。
下水に含まれる新型コロナウイルスの量を調べ、仙台市内の1週間の感染者数を予測する東北大大学院工学研究科の佐野大輔教授(水質工学)の研究グループは、今週(7~13日)の新規感染は過去最多の2891人に上ると予測する。
先週(1月31日~2月6日)は2406人の予測に対し、実際は2718人。感染が拡大した1月以降は毎週、実際値が予測値を上回っており、今週の実際値は3000人前後に達する恐れもある。「市内の感染者数が過去にない高いレベルにあることを示している」(佐野教授)という。
予測値ベースでの感染者増加率は、1月17~23日の週が前週の7・9倍とピークだった。その後、伸びは鈍化し、今週は前週比1・2倍にとどまる。佐野教授は「上昇カーブがやや緩やかになり、感染拡大にブレーキがかかる時期に至ったとみられる。ただ、増加がピークを迎えて落ち着くかどうかは、今後の調査結果を見極める必要がある」と話す。
沖縄県のように感染者数が減少に転じた地域もあるが、東北医科薬科大病院(仙台市)感染症内科長の関雅文教授は「オミクロン株は相当手ごわい。宮城のピークはまだ先で(状況が)さらに悪くなるかもしれない」と楽観していない。最近の同病院では高齢者の入院が急増し「現場の緊張感は日ごとに高まっている」と明かす。
関教授は「BA・2」を警戒する。オミクロン株の主流型「BA・1」に比べ「感染力は1・5倍強いとも言われ今後、主流株から切り替わる可能性がある。第6波に紛れて気付かないうちに、第7波が始まるかもしれない」と懸念する。
収束の鍵は3回目のワクチン接種にあると言い、「昨夏の第5波も接種率の急上昇に伴い、秋には落ち着いた。3回目が進めば(感染収束の)劇的な効果が表れる可能性はある」と指摘する。
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