宮城県は、工事不要で簡易に設置できる「置き型」授乳室の試作品を県庁18階に展示し、使い心地やデザインを尋ねるアンケートを実施している。子育てしやすい環境づくりの一環。新年度一般会計当初予算案には1142万円を計上し、5基作製して子育て世代が利用する場所に設置するほか、事業者を募って製品化の支援や設置の普及啓発に取り組む。
県産木材を使用し、屋内用の円柱型、小型の2種類を試作。ベビーカーで入れる広さを確保し、施錠もできる。木が香る温かみのあるデザインに仕上げた。室内は自由なレイアウトが可能で、おむつ交換もできる。
円柱型は直径2・1メートル、高さ2・2メートルで、駅構内や観光施設など広いスペースでの設置を想定。小型は高さ2・1メートル、幅と奥行き各1・4メートルで、飲食店など比較的狭い空間にも置ける。導入しやすい価格を目指し、本体価格を円柱型約115万円、小型約50万円と試算した。
県が昨年6~8月に実施した調査(保護者1155人、事業者195施設)では、保護者の約7割が「外出先に授乳室がなくて困った」と回答。「ベビーカーでも入れる」「おむつ交換台」「鍵付きドア」といった機能を求める意見が多かった。
事業者側も約8割が授乳室の必要性を認識しているものの、場所の確保や費用負担を課題に挙げた。
調査結果を基に、庁内の部局横断プロジェクトチームと、県産木材の直交集成板(CLT)の普及を目指す県CLT等普及推進協議会会員の設計事務所など5団体が試作した。
アンケートでは利用者と事業者に使用感や導入意思などを聞く。県のウェブサイトから回答でき、試作品も動画や写真で確認できる。
展示は3月25日まで。初日の1月31日、生後5カ月の男児と訪れた仙台市青葉区の女性(32)は「出掛ける前にスマートフォンのアプリで授乳室があるかどうかを確認することもある。便利だと思う」と話した。同日視察した村井嘉浩知事は「利用者の意見を聞きながら改善を加える。『日本一子育てしやすい県』と言ってもらえるように頑張りたい」と述べた。
県民の森中央記念館(利府町)と矢本海浜緑地管理事務所(東松島市)にも、既製品の置き型授乳室「mamaro(ママロ)」が3月25日まで試験設置されている。
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