閉じる

(204)硝子重ねてゆけば二月の空の色/佐藤 弘子(1944年~)

 ガラスの器を洗い片付けながら、丁寧に重ねていく様子を思い浮かべました。光を通す透明な色が、器の厚さや模様によってだんだんと重さを持ち、灰色がかっていきます。2月の空の方はどうでしょうか。まだ残る雪空…

関連リンク

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ