(204)硝子重ねてゆけば二月の空の色/佐藤 弘子(1944年~)
ガラスの器を洗い片付けながら、丁寧に重ねていく様子を思い浮かべました。光を通す透明な色が、器の厚さや模様によってだんだんと重さを持ち、灰色がかっていきます。2月の空の方はどうでしょうか。まだ残る雪空…
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