(207)べた凪の毛布に音もなく潜る/彌榮 浩樹(1965年~)
暦の上ではもう春ですが、近頃は寒さが戻り、すっかり冬の様相です。そこで季節を少し戻って冬の一句。毛布は寒くなって押し入れから出してくる方も、年中敷いている方もいるかもしれませんが、もこもこの毛布が一…
関連リンク
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- ・(202)なにはともあれ山に雨山は春/飯田 龍太(1920~2007年)