東日本大震災で福島県須賀川市の藤沼ダムが決壊した記憶を後世に伝えようと、住民有志が被災者の証言などを集めた記録誌「あの日を忘れない~そして語り継ぐ未来へ~」を作成した。3500部を印刷、住民や市内の小中学校、県内自治体などに配布し、防災教育や危機管理に役立ててもらう。
記録誌はA4判128ページ。被災した長沼地区の柏村国博区長らが被災者28人から、それぞれの被災状況などを聞き取ったほか、写真などの資料も集め、3年かけて完成させた。
被災者の証言には「押し寄せる濁流が津波のように住宅をのみ込んで暴れまくっていました」「杉の木が立ったままいろいろなものが流れて来た」などと生々しい体験が語られている。
藤沼ダムは震災の揺れで堤が決壊し約150万トンの水が流出。濁流が下流地域をのみ込み、家屋22棟が流失・全壊し、7人が死亡、1人が行方不明となった。
ダムは修復を終え、17年春に農業用水の供給を再開。19年3月には東側の市道約1・5キロが開通し、湖畔を1周できるようになった。実行委は昨年3月、ダム近くの防災公園に慰霊碑を建立した。
柏村区長ら作成に携わった4人が2月9日、市役所を訪れ、橋本克也市長に記録誌を手渡した。橋本市長は「この災害を知らない世代にどう伝えていくかが大切。記録誌として残していただき大変ありがたい」と感謝した。
柏村区長は「このような悲劇が二度と起こらないよう、子どもたちの防災教育に活用してもらいたい。農業用ため池はどこにでもあるので、行政の危機管理にも役立ててほしい」と話した。
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