閉じる

「救えた命だった」いつまでも消えぬ後悔 震災関連死に迫る・第1部(2)

停電でたんの吸引器使えず

 「あの時、これがあれば助かったかもしれない」

 石巻市渡波の菅野達弘さん(50)は2月中旬、物置にある携帯用小型発電機の状態を確かめた。

 東日本大震災後に親戚から譲り受けた。非常時の命綱だったと今は分かる。

 震災時68歳の父勇孝さんは自宅で寝たきりだった。地震、津波から生き延…

残り 1101文字

このページは有料記事です。まずは無料でID登録を!

河北新報ID登録で
1日1本の有料記事が読める!!
今すぐ申し込む

関連リンク

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

最新写真特集