「馬カフェ」で癒やされて 山形・みはらしの丘にオープン

 障害者施設で長年、乗馬で心身の機能を発達させるホースセラピーを実践してきた山形市の介護福祉士、高橋千秋さん(62)が、ポニーと触れ合える「うまのすけカフェ」を、同市みはらしの丘にオープンさせた。馬のいるカフェは全国でも珍しいという。

高橋さん(左)と雌のポニー、ロイ(9)

 木造平屋のカフェスペースやテラスに10席を設け、コーヒーやソフトクリーム、軽食を提供する。隣接する厩舎(きゅうしゃ)で9歳の雌のポニー「ロイ」を飼育しており、触ったり餌をあげたりできるほか、子どもを対象に乗馬も楽しむことができる。

 高橋さんは30年以上、市内の障害者施設に勤務した。施設の行事で約15年前に乗馬体験を取り入れた際、普段は表情に乏しい利用者が満面の笑みを浮かべたのを見て、ホースセラピーの導入を決意。施設で馬の飼育を始め、実践してきた。

 「乗馬は身体機能の回復や精神的な自信の獲得につながる」と効果を説明する高橋さん。脳性まひで寝たきりだった利用者が、乗馬を始めて2年後に1人で乗れるようになったこともあったといい、「馬には人の心身を癒やす不思議な力があるのでは」と語る。

 定年退職を機に、馬の魅力を広く知ってもらおうと、カフェの経営を思い立った。高橋さんは「障害者も健常者も、馬に癒やされてほしい」と願う。

 ポニー乗馬は4月末から受け付ける。対象は2歳から小学校低学年まで。月に1度、予約制で大人も乗馬体験ができる。詳細はホームページに記載している。連絡先は090(2996)3189。

高橋さん(左)が見守る中、雌のポニーと触れ合う親子
うまのすけCafeのウェブサイト
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