(228)屈伸の少年に春うごきだす/酒井 弘司(1938年~)
春になり気温が上がると、しばらく見ていなかった虫や木の芽や花が少しずつ新しい色を見せます。それはまるで春というスイッチが入り、自然全体が動きだしたかのようです。その中で少年は膝を曲げ伸ばし、元気に体…
関連リンク
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- ・(225)春炬燵うしろすがたのみんな無垢/成井 惠子(1937年~)
- ・(224)しじみ食べる手つき好きだった/出雲 にっき(2001年~)
- ・(223)水草生(みくさお)ふ被曝史のまだ一頁(ページ)/大河原 真青(1950年~)
- ・(222)春光の野に飛ばさるる紙は鳥/中西 夕紀(1953年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。