(232)花杏(あんず)受胎告知の翅音(はおと)びび/川端 茅舎(1897~1941年)
受胎告知は処女マリアの前に天使が現れ、聖霊による懐妊を告げる場面。宗教画に多く描かれている。この句は「翅」の字から、杏の花に受粉(受胎告知)をする虫のことだろう。わが家の杏には、鳥や虫たちがよく来て…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。